2020年8月28日　PM5：13　男の子（第4子）　3280g　49cm

4度目の出産でしたが、引越しや里帰りなどでそれぞれ産婦人科はばらばらでした。
今回知立から岡崎に引越してきて産婦人科を探していましたが両親とも県外が実家で父親以外にかけつけることができないので上の子がいたら難しいとのことでした。
元々、テレビなどで見て助産院で経験したい気持ちもあり、距離を広げてみて碧助産院に辿りつきました。
初めて問い合わせをして事情を話して電話を切る際、「あなたにも、赤ちゃんにもお会いできることを楽しみにしてます。」という言葉を牧野先生がくださり、ここでお世話になりたいと思いました。

出産当日は、14時頃生理痛のような腰の痛みが出始めたけど、弱く不規則で、幼稚園のお迎えに歩いて行きました。
それからも規則的になることはなかったけれど少しずつ痛みが強くなってきたので16時頃電話をして、状態を伝え、3人を連れて移動できるうちに助産院に行かせてほしいと伝えると、主人が仕事だったため、牧野先生が家に迎えに来てくださることになりました。
陣痛らしくなってきた中、家のこと、子どものことが気になり、数日間帰ってこないことを想定してごはんの準備や、家事、子どもたちをお風呂に入れました。
するとその間に気づいたら陣痛は規則的、一度しゃがんでたえるような痛みに変わっていました。
先生が到着して私を見るなり、「ここで産もうか」。「次の波が過ぎたら動きます」と言ったもののその間に移動できた距離は、わずかリビングから玄関（笑）「もうここで産もう！」あとから考えるとその判断をしてくださった牧野先生に本当に感謝してます。
一度車に乗せた荷物と子どもたちを降ろしました。
「寝転べる準備して」2階から布団を引きずりおろしてきました。
「できるだけ大きなビニール」「バスタオルあるだけ」「裁縫セット」「ペン」
牧野先生の指示で1年生の娘が動いてくれました。

先生にみてもらうと子宮口は8cm。
けれどもう力を入れていいと言われ、すぐすると破水。
「上手上手！」と先生の声かけの通りいきみました。けれど数分前に8cmと言われたばかりで正直まだかかると思っていた時、「あ！赤ちゃん!!!」と先生側にいた子どもたちの声。
”もう産まれるんだ”と思って力を入れるとしゅるりと生まれてくれました。
元気な産声も聞けました。
そこから胎盤も出てきて、ゆうかさんが到着するまでビニールに入れた胎盤で赤ちゃんのそばにおいてあっためてくれました。

助産院に連絡をしたタイミングで主人に助産院に来るよう電話をしましたが、出産前に自宅で産むようになったので家に向かってほしいともう一度電話。
状況がいまいちわかっていない主人が到着すると、さっきまでお腹にいた子が、生まれていました（笑）

まさか自分が自宅出産をすることになるとは思いませんでした。
先生にも「もう経産婦さんのまだ大丈夫は信じない」と言われました（笑）

けれど本当に、あとから冷静になって赤ちゃんがなかなかったら、元々貧血だったのに出血が多かったら、無理に移動して車中出産になっていたらなど、少なからずリスクは増える中、”ここで産もう”と判断してくださった牧野先生に感謝の気持ちでいっぱいです。

そして念願だった立ち会いどころかまさかお手伝いまでするようになった7歳の娘、へその緒を見て「おうどんもでてきた！」と言う3歳の息子、まだ状況がわかっていない1歳10ヶ月の息子、家族にとって一生の思い出になりました。

入院中も病室とは違って畳で家族でゆっくりでき、毎食、「おとうちゃんたちのご飯は？」と聞いていただき、本当に実家のような空気でした。

急な自宅出産からはじまり明日退院になりますが、大変お世話になりました。

4人の子育てがスタートしますが、心が折れそうになった時、碧助産院との出会いやあたたかさ、感謝の気持ちを思い出し、子どもたちにたくさん愛情を注ぎたいと思います。

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